大手通信事業会社 新規サービス構築プロジェクト支援
課題
40システムが関与する長期かつ大規模プロジェクトになるため、進捗状況の可視化、課題・リスクの把握や対処といった、
足元活動の管理・推進を含めたプロジェクト管理の強化。
※直近に実施した同規模プロジェクトの失敗経験があるため、有効なプロジェクト管理スキームの構築が必須。
解決方法
プロジェクト全体を見る役割、開発領域に寄り添い横断的な連携を行う役割、第三者視点で品質評価を行う役割に分け、
プロジェクト管理体制をクライアントと共に構築。
実施内容
品質評価では全システムに対して各工程のゲートチェックを実施し、計画内容の到達状況を評価。
未達事項がある場合は明確に把握し、完了するまでのトレーサビリティを確保。
試験工程では、定性的な試験品質評価だけでなく、IPA指標などベンチマークを用いて開発規模に基づくテストケース密度
と不具合密度を明示することで定量的な品質評価も実施。
全システムで検知した不具合に対しプロジェクトとしての不具合分析を行い、必要な強化試験の要否を判断・実施し、
システムリリースに耐えうる品質への引き上げを実施。
大手通信事業会社 システム開発部門 開発プロセス手引き作成
課題
プロジェクト立ち上げを含めた各工程において、計画漏れ、作業漏れが散見されている。また、各自で保持している。
ナレッジが共有されず、属人的な運用になっており、開発規模や複雑度が高いプロジェクトでは失敗事例も出てしまっている。
解決方法
プロジェクトの各工程で実施するプロジェクト管理作業、システム開発作業を具体的な手引きとして可視化することで業務を標準化。
プロジェクト作業での気付き、工夫点などをノウハウとして整理することにより開発業務の効率化・品質向上を狙う。
実施内容
プロジェクト管理プロセスにおいて、PMO、および開発側それぞれの視点で有識者にヒアリングを実施し、手引きとして整理すべき内容を整理。
整理内容に基づき、工程ごとにプロセスを定義し、実施に際し具体的な作業内容、ポイントをパワーポイントにて明確に記載。
ノウハウ整理の一環として、各メンバーが考えるナレッジを一覧表にとりまとめ、記載内容を一般化する形でナレッジを整理。
手引きとナレッジのリンクを明確にし、社内ポータルにて参照可能か形式に加工し、公開。
大手クレジットカード会社 基幹システムリニューアルプロジェクト支援
課題
決済額の増加に伴い、処理能力向上が必要であるが、伝統的なホスト系システムではメンテナンスを含め運用に限界が見えており、オープン系アーキテクチャへのシステム刷新が早急に必要な状況。
解決方法
伝統的なホスト系システムから変換ツールによるストレートコンバージョンを行い、オープン系アーキテクチャへのシステム刷新を実施。
システム品質確保のため第三者として品質評価担当を配置することで、各テスト工程での障害検出状況の妥当性を評価することで品質確保を実施。
実施内容
結合テストにおける品質評価支援、総合テストに向けた準備、移行リハーサルにおける状況確認、および本番リリース判定に向けた準備支援。
各工程で検知した障害内容分析、工程完了判定、移行事務局として移行期間中の各チェックポイントにて達成状況をまとめ、完了判定を行う進行管理を実施。
大手住宅情報サービス会社 システム開発プロセス改善
課題
新規案件、エンハンス案件ともにシステム開発案件の成否が「担当者の力量」に依存しており、数億円規模の案件がとん挫(除却)する事例が頻発。
解決方法
システム開発プロセスを標準化し、一定規模の案件に対しては第三者による工程完了判定の仕組みを導入することで、標準プロセスの順守、未達事項を見える化し、完了するまでのトレーサビリティを確保。
実施内容
工程完了判定スキームの構築、各工程完了時のチェックシート整備、案件完了後の振り返りにおけるナレッジ蓄積、および関係者への共有スキームの構築。
構築したスキームの運営サポート、改善点を整理し、各スキームへのフィードバック。
大手総合情報サービス業のID/ポイント戦略推進プロジェクト
課題
業界でのメインプレーヤーになることを見据え、ホールディングカンパニー配下の主要事業会社において、個別に管理していたID/ポイント基盤の統合、およびID数、トランザクション数の拡大戦略が急務。
解決方法
ホールディングカンパニー案件であるため配下の主要事業会社のステークホルダーへの戦略のインプット、および協力の醸成。
マイルストンを明示し各事業会社にて必要な開発対応の推進サポート、状況の可視化を行い確実なマーケットインを死守。
実施内容
PMOとして全体進捗、課題/QA管理、PMO管轄の主要会議体の運営、およびアドホック系個別課題を整理。
各事業会社のプロジェクトに領域担当を配置し、プロジェクト・プログラム管理として上位会議体内容のカスケード、各プロジェクト側からの課題エスカレーションを適宜実施。
内部統制整備プロジェクト
課題
金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制整備
解決方法
金融商品取引法にて求められる統制活動を紐解き、クライアントとの経営層、監査法人と共に本質的な理解を醸成。
実施内容
ユーザー企業の内部統制推進部門に属し、コンサルタントとして経営層・評価対象部門・監査法人との折衝を含めたプロジェクト管理全般に係る支援を実施。
その他、BPR・基幹システム刷新プロジェクトなど多数実績あり